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“理想”と“現実”
 
 会話などの中で「理想論じゃ何も解決しない。」とか「理想や夢じゃメシは食えない。」なんて言葉を耳にします。私は、そんな言葉を聞くといつもピンとこなくて「むむ?」と思ってしまいます。

  それは、私の中で“理想”と“現実”はワンセットになっているから。理想のために現実がある。現実があるから理想がある。つまり、理想をかかげそれに向かうために現実を生きていくということです。もちろん、理想をかかげてただ生きてゆくだけではなくて、自分や自分を取り巻く全てのものにちゃんと向き合って生きていく。そうすることで、理想が少しずつ近づいてくるというわけです。
 たしかに、理想なしでひたすら現実を生きていくこともできるでしょう。でもそれってなんだか淋しいし、人生がもったいないですよね。同じ時間を生きるなら、一瞬でもキラッと輝きたいと思いませんか?理想の方向に向いている現実は、輝く瞬間やその方法を教えてくれる、と私は感じます。

 余談ですが、これはチャクラにも言えること。主に物理的なことに関係がある第1チャクラから、精神的なことに関係がある第7チャクラまでの、どれか一つでもエネルギーがとどこおると、全てのバランスが崩れてしまう。つまり、“理想(精神的)”と“現実(物理的)”はバランスが崩れてはならないということなんですよね。
1999/05/10
 
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