poetical spirit

	ずっと昔から
	翠の髪のあの人は いつのまにか傍にいて あたたかくやわらかな光と 海のような微笑みで哀しい私を包みこむ ずっとずっと昔から 私が知らない昔から 翠の髪のあの人は いつのまにか傍にいて 青紫の淡い音色と 雪のような歌声で 哀しい私を包みこむ ずっとずっと昔から 私が知らない昔から あなたが住む場所へ 私を連れていってくれたなら もうこんなにも哀しい私が 泣くこともないのでしょう あなたが住む場所で 何もなく穏やかな波に漂い もうこんなにも哀しい私は 微笑んで眠れるのでしょう